2024年も残り僅かとなりました。
年末に際し、今年一年お世話になりましたお施主様をはじめ、私たちのプロジェクトにご支援いただきました多くの皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。
今年は能登半島地震から始まり、メディアから流れる被災地の状況を見ながら、2016年に発生した熊本地震での災害支援活動に明け暮れた日々が走馬灯のように蘇り、悲痛な思いから2024年の幕が開けました。1日も早く被災地の復興がなされる事を願うばかりです。
建築界においても資材高騰や職人不足による価格高騰が常態化し激動の1年となりました。そうした中でも長い時間をかけて進めてきた幾つかのプロジェクトが完成し、また初の公共施設のプロポーザルに挑戦し勝利するなど、私たちの事務所にとってはさらなる飛躍の年になったと思います。過酷な環境の中、妥協なき道を共に歩み献身的に支えてくれているスタッフの皆さんには心から感謝しています。
個人的にも節目の年になりました。今年の6月で公益社団法人日本建築家協会の副会長兼九州支部長を退任し、11月に開催されたJIA建築家大会2024別府(全国大会)の大会委員長も終え、10年間に渡り建築設計界の未来のために私なりに精一杯務めて参りましたが、重責を終え安堵している所です。少しはゆっくりしたい所ですがそうもいかず、現在は九州の主要な建築賞の審査員を仰せつかり、違った責任の重さを感じながらこれもありがたい役割と思ってしっかり務めて参りたいと思います。
来年は新たに2名の新卒も加わり28名体制となります。事務所も手狭になり労働環境も年々悪くなっている中、長年の計画であった念願の自社ビルが来年着工予定です。
来年もチーム一丸となって新たな挑戦を続け、設計依頼をいただいている方々からのご期待にお応えできるよう全力で邁進して参ります。
皆様、良いお年をお迎えください。
2025年が希望溢れる年となりますように。
追伸:今年完成したプロジェクトを更新していますのでご覧いただければ幸いです。
松山将勝